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FEATURED REPORT

2026年Q2 / 風俗広告マーケット・四半期レポート

2026年4月〜6月期(Q2)の風俗広告マーケットを、FAP取扱媒体カタログ109媒体・669プランの一次データから分析。 カテゴリ別シェア、月額価格分布、エリアカバレッジ、業種別の媒体集中度、そしてキャンペーン展開動向まで、マーケット全体像をひと続きのレポートとして整理しました。 出稿戦略の立案・媒体投資判断の前段資料として、Q2時点での「マーケット解像度」を引き上げるための基礎データ集です。

📅 2026.04.30 ⏱ READ 28 MIN 📊 出典: 媒体カタログ109件 / 669プラン 🏷 FEATURED
Media in catalog
109媒体
6カテゴリ計
Priced plans
666プラン
要問合せ除く
Median monthly
¥44k
中央値 / 全カテゴリ
Campaign notes
39
Q2展開中の特典情報

1. マーケット概況:109媒体・669プランの構造

Q2時点のFAP取扱媒体は合計109媒体。カテゴリ内訳は、風俗求人31媒体・風俗営業(集客)25媒体・メンエス求人6媒体・メンエス集客13媒体・HP制作他28媒体・インバウンド6媒体。 プラン数で見ると分布は大きく偏り、風俗求人だけで434プラン(全体の65%)を占めます。求人カテゴリのほうがプランの粒度が細かく、エリア・業態別の枠が用意されている設計です。

一方の集客系(風俗営業+メンエス集客)は媒体数38に対しプラン131と、媒体あたりのプラン数が少なめ。 集客サイトは「掲載枠」がエリア×順位の組合せでシンプルに切られている設計が多く、料金体系は素直です。HP制作他は28媒体・74プランで、SEO・MEO・CTI・AI生成など機能タイプが分散しているのが特徴。

図1: カテゴリ別 媒体数とプラン数の分布

6カテゴリそれぞれの媒体件数(左軸)と有料プラン件数(右軸)の比較
出典: FAP 媒体カタログ Q2 2026 / n=109媒体・666プラン

プラン数の偏りは、「媒体側がどの収益軸に注力しているか」の鏡像でもあります。 求人媒体は応募1件あたりの粗利が高く、媒体側もエリア×職種でプランを細分化する経済合理性がある。対して集客媒体は枠数が限られた「不動産型」で、上位枠の希少性が単価の高さを支える構造です。 この構造差を理解せずに「求人と集客を同じ感覚で買う」と、最初の3ヶ月で予算配分を確実に誤ります。

2. 月額価格分布の全体像と階層構造

Q2全プラン(要問合せ除く666件)の月額価格は中央値¥44,000・平均¥62,668・最小¥880・最大¥550,000。 分布は左裾に厚く右裾に長い典型的な広告マーケット型分布で、p25 ¥22,000 〜 p75 ¥88,000のレンジに半数のプランが収まります。

階層別に整理すると、3万円未満が約35%、3〜10万円が約44%、10〜30万円が約20%、30万円超は1%未満。 つまり全体の8割は10万円未満で、「最大手30万円プラン」は市場の中ではかなり例外的な打ち手だと分かります。

図2: 月額プラン分布(666プラン・5階層)

3万円未満/3-10万円/10-30万円/30-100万円/100万円超の5階層別プラン数
出典: FAP 媒体カタログ / 要問合せ・無料枠を除く有料プランで集計

カテゴリ別の価格水準

カテゴリ別中央値で見ると、最も高いのは風俗求人とインバウンドが¥55,000、続いて風俗営業¥44,000・メンエス集客¥22,000・HP制作他¥17,050・メンエス求人¥16,500。風俗求人と他カテゴリの中央値ギャップは2倍〜3倍あり、業態間で予算配分を組むときの相場感の起点になります。

図3: カテゴリ別 月額価格レンジ(p25 / 中央値 / p75)

各カテゴリの月額分布を p25・中央値・p75 の3点で可視化(円)
出典: FAP 媒体カタログ / カテゴリ別プラン集計

風俗求人だけ突出してp75が¥110,000と高く、上位プランの幅が広い。これは求人メディアが「掲載枠」だけでなく「特集枠」「動画枠」「LP制作付き」など機能オプションを上方に積む設計だからです。 対してメンエス集客はp25 ¥12,375・p75 ¥30,250とレンジが狭く均質で、媒体間の差別化は価格より機能と地理リーチで取られています。

「マーケット全体の中央値¥44,000は、『風俗求人と集客とHP制作の3カテゴリを混ぜた水準』にすぎない。実務では必ずカテゴリ別の中央値で相場を捉える」

3. エリアカバレッジ:全国型と地域特化の比率

対応エリアを「全国型」と「地域特化型」で分類すると、全国対応を明示する媒体が59件(54%)、地域特化が50件(46%)とほぼ拮抗。 地域特化は関東圏(東京・埼玉・千葉・神奈川)に集中する傾向があり、関東をエリアに含む媒体は14件、関西を含む媒体は5件。地方エリアは媒体選択肢の幅が首都圏より明確に狭くなります。

図4: 対応エリア別 媒体カバレッジ

全国型/関東特化/関東含む全国/関西含む/その他地域特化 の媒体数
出典: FAP 媒体カタログ / target.regionsの文字列マッチ集計

特に「全国(主要都市中心)」「全国47都道府県」などの表記揺れも含めると、全国系43媒体+主要都市系7媒体で50媒体が「広域対応」を標榜します。 ただし広域対応=全エリアで強い、ではなく、媒体ごとに強いエリアと弱いエリアが明確に分かれます。同じ「全国」と書かれていても、関東圏でしかランキング上位を取れない媒体は珍しくありません。 Q2の出稿設計では、「全国 × 1媒体」で済ませず、全国型1〜2+エリア特化1〜2の組合せでカバレッジを実質化するのが定石です。

4. 業種別の媒体集中度

媒体側がカバーする業種(target.industries)を集計すると、デリヘル14媒体・ソープ13媒体・ヘルス13媒体・ホテヘル10媒体・メンズエステ8媒体がトップ5。 派遣型と店舗型のうち、デリヘルは「派遣型風俗(デリヘル専門)」のような専門タグも含めると合計31媒体が対応しており、業態としてのマーケット厚みが他業態より一段大きい状態です。

図5: 業種別 対応媒体数 トップ10

媒体カタログ109件のうち、当該業種をtarget.industriesに含む媒体数
出典: FAP 媒体カタログ / target.industries の出現頻度

業種別 媒体マーケットの特徴

業種対応媒体数マーケット特性
デリヘル14全国型ポータルと地域特化の二層構造。価格レンジ広い。
ソープ13吉原・雄琴・中洲など地域集中。高単価プランあり。
ヘルス13店舗型ゆえエリア依存。デリヘル媒体と兼用が多い。
ホテヘル10関東圏中心。デリヘル媒体の延長線で扱われる。
メンズエステ8専門媒体が形成された別マーケット。単価低・併用前提。
高級デリヘル4専門ポータル3媒体に集約。p75が高く特化型。
人妻・熟女系4業態特化媒体(熟れせん/R-30等)が存在。

注目すべきは、メンズエステが「8媒体」と他主要業態より少なく見えても、メンエス求人6+メンエス集客13=計19媒体が専門カテゴリとして独立して存在することです。 つまりメンエスは風俗営業の延長ではなく、マーケット構造として別物。媒体選定もこれを反映して進めるべきで、デリヘル媒体にメンエス枠が用意されていても、専門媒体の代替にはなりません。

5. キャンペーン展開と契約条件のトレンド

Q2時点で媒体カタログ上に明示的なキャンペーン情報は39件。展開タイプ別に大別すると、無料延長・初回特典(掲載期間延長/初月割引)が約半数、料金割引(パーセント割/定額割引)が約3割、併用割(複数プラン契約割引)と紹介特典が残りを構成します。

傾向として、Q2は新年度直後の在庫整理キャンペーンが多く、夏前の繁忙期キャンペーンへの橋渡し期に位置します。とくに「3ヶ月一括契約 → 1ヶ月分無料延長」のようなロックイン型特典は、夏前にプランを固定したい媒体側の意図が反映されており、解約余地と特典の見合いを冷静に検討する必要があります。

契約期間構造

取扱669プランのうち、明示的に「1ヶ月単位の契約・解約可能」として登録されているプラン群が中心。一方で、媒体側が運用上「3ヶ月単位の最低契約」を求めるケースや、解約申請の起算日が独自設計のケースも依然として存在します。 Q2のように媒体相性を見極めるフェーズでは、契約期間と解約申請のタイミング設計を、出稿前にもう一度確認しておくことを推奨します。

6. Q2のマーケット示唆

Q2の数値構造を踏まえると、出稿戦略の意思決定に直結する示唆は次の通りです。

「Q2のマーケットは、媒体数も価格レンジも安定している『観測しやすい四半期』。だからこそ、自店の打ち手を相対化する基準値として活用するのが正解」

7. Q3に向けた論点と継続観測項目

Q2レポートのスナップショットを踏まえ、Q3(7〜9月)に向けて継続観測すべき項目を整理します。夏休み・お盆を含むQ3は、年間で最も需要が膨らむ四半期で、媒体側のキャンペーン構成も大きく変化します。

  1. 夏季限定枠の価格動向: 7〜8月の特集枠が通常枠とどの程度乖離するか。媒体ごとに+10〜30%上振れの可能性。
  2. 新規媒体の参入: HP制作他カテゴリで、AI生成系・MEO自動化系の新規サービス追加。Q3で総数が30件超に達するかが目安。
  3. インバウンド系の動向: 6媒体・20プランと小規模だが、訪日需要回復に連動して動く。Q3で媒体数が増加すれば独立カテゴリとして観測対象。
  4. キャンペーン件数の推移: Q2の39件がQ3前半でどう変化するか。繁忙期手前の媒体側の在庫消化動向の指標。

Q2 Takeaways

  1. マーケット規模は109媒体・669プラン。風俗求人が全プランの65%を占める偏った構造。
  2. 全体中央値¥44,000、カテゴリ別では風俗求人¥55,000/メンエス集客¥22,000など2〜3倍のギャップ。
  3. エリアは全国型54% / 地域特化46%でほぼ拮抗。関東特化が地域特化の中核。
  4. 業種別はデリヘル14・ソープ13・ヘルス13・ホテヘル10・メンエス8と派遣型/店舗型/メンエスの3層構造。
  5. キャンペーン39件はQ2特有の在庫整理+繁忙期前ロックインが中心。条件の精査が前提。
  6. Q3に向けては夏季枠の価格上振れ・新規HP制作媒体・インバウンド動向を継続観測。

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